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なかのひと

2008年04月28日

医療破壊政策、この2年の歩み

元気に明るく生きて行ける社会のために、医者のホンネを綴りたい より


政府与党(自民,公明)が2006年6月、強行採決までして医療制度等改革関連法案を可決した目的は、いろいろあるようです。

まずは、間もなく定年を迎える団塊の世代の高齢化をにらみ、今後予想される医療費の増加を押さえ込もうとすることです。

この前提として、老人の医療費は若い人より格段に高い、という情報操作があります。

マスコミも含め、そして、残念なことに、われわれ医師の中にも、高齢者医療はカネがかかる、と信じ込んでいるフシがあります。

厚労省の出すデータはもうほとんど信じられないのですが、一説によれば、高齢者(老人医療)一人当たりの医療費は75万円近くかかりいっぽう、若い人(一般医療)の医療費は15万円程度、つまり5倍も格差がある,と報じられています。

しかし、やはりそこは厚労省、このデータは実際に医療を受けた人の平均かと思いきや、元気な人、病院へ行ってない人も含めたその年代の全人口で医療費を割ったものだそうです

高齢者の方が医者に診てもらう人が多いのだから、こんな比較は不公平ですよね。

そこで、患者さん一人当たり(つまり、レセプト1枚あたり)の医療費を比較すると同じ厚労省のデータでありながら、

入院:老人医療は23024円

   一般医療は25534円

入院外:老人医療8606円

    一般医療7427円


こんなデータもあるんです。

私はこちらのデータの方が、過去の診療経験からいって正しいと思っています。



結論です。

老人医療にカネがかかる、はウソです。(多少は高いかも)

思い込んでいる人、考えを改めて下さい。


【2006年7月〜2012年3月までに】

療養病床の大削減

●現在38万床の療養病床を約6割削減。

 具体的には医療型(約25万床)を約15 万床に大削減。

 介護型(約13万床)を 全廃



【2006年10月〜】

患者・国民負担増

●現役並み所得(注)の70歳以上の高齢 者の窓口負担

          2割→3割

(注)現役並み所得者=2006年8月からは

   夫婦 世帯で年収約520万円以上、

   単身世帯で同約 380万円以上

●70歳以上の療養病床入院高齢者の食 費・居住費の負担増

   (月額2万8千円)

●高額療養費の自己負担限度額引き上 げ



「混合診療」の拡大

●特定療養費→保険外併用療養費へ



高齢者の窓口負担

【2008年4月〜】

患者・国民負担増

●70歳〜74歳の高齢者の窓口負担  1割→2割

●65歳〜69歳の療養病床入院患者の食 費・居住費の負担増



後期高齢者医療制度の創設

●75歳以上の高齢者だけの医療制度。

 独自の診療報酬をつくるなど「差別医療」も

●75歳以上の全高齢者から保険料徴収

 (年金からの天引きなど)

●保険料の滞納者から保険証を取り上 げ、資格証明書発行の

 措置が可能に

 国保加入の65歳以上の高齢者 の保険料を年金から天引き

【2008年10月〜】

政府管掌健康保険の改変

●全国単位の公法人「全国健康保険協 会」を設立。

 都道府県ごとに支部をつく り財政運営するため、

 保険料の格差が うまれる


http://blog.m3.com/DrTakechan/20080427/1




Posted by iryoukannkei at 00:00│Comments(0)
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